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母親は「マリア様」ではない!「生身の人間」

ご訪問ありがとうございます。
そして、毎日、子育てお疲れ様!
頑張っている自分をうんと褒めて下さいね!


子どもが「愛されている」という実感を持つには、ガミガミ言わずに「子どもを“受容”すること」が大切です。ってよく言われます。


でも、例えば反抗期真っ盛りの子が
夕飯時に、ゲームをしているとき
「この子にとってはゲームが必要なのね」なんて、受容できますか?それって、難行苦行ですよね?


母親は何でも許す「マリア様」ではありません。「親だって生身の人間」です‼


一生懸命作ったご飯が冷めてしまって、ガッカリするし、片付けが遅くなって寝るのが遅くなるのはイヤ

そんな自分の気持ちを押し殺して、子どもを受容することは、「一緒に住む人の気持ちや都合は無視してもいい」と教えることで、単なる「甘やかし」ではないでしょうか?


受容できないときは受容できないと親は「自分の気持ちに正直になること」が「『親業』の第一歩」です。『親業』って親に優しいんです!


でも、受容できないからと言ってガミガミと
「いい加減にゲームやめなさい!」って言うとこれもまた親子関係にはリスク大


親は、子どもの受容できない行動をみると、無理矢理コントロールし、動かそうとして
主語を「あなた」にして指示・命令・禁止をしがちです
いわゆる「You・メッセージ」ですね


でも、人間はコントロールされるのは大嫌いな動物です。親にコントロールされそうになると、子どもは反発したくなり
「うっせ~」なんて言ってくるかも…
そしたら親も、もっと頭にきて大喧嘩…
子どもがゲームをやめるどころか子供部屋に籠城なんてことになりかねません


「甘やかし」でも「ガミガミ」でもない方法は?


それは親が「わたし」を主語にして自分の受容できない気持ちをえる「I・メッセージ」


「ご飯を用意したのに、ゲームをしていると一生懸命作ったご飯が冷えてしまって、(ママは)がっかりするな」という気持ちの人もいるでしょうし


「7時の夕飯の時間に、ゲームしてると、片付けが遅くなって、寝るのも遅くなるから(ママは)困るよ」と思う人もいるでしょう


親の気持ちを聞いた子どもはどんな反応をするでしょうか?


「You・メッセージ」よりも、コントロールされた感がないので反発は小さいかもしれませんが、親が子どもの行動を受け入れていないと受け取るので、多くの場合、これ以上コントロールされまいと防衛的に反応してきます


「もう少し!ちょっと待って!」


こんな時こそ、“受容”の出番です
子どもが親の「I・メッセージ」を聞いてモヤモヤしている場面ですから
『親業』は相手がモヤモヤしているときは「聞く」とき!聞いて受容します


親は「受容できない」という“自分の気持ち”を大切にして伝えたのです
今度は、“子どもの気持ち”を大切にする番
それが、フェアな人間関係ですよね
「キリがいいところまでやりたいのね」


自分の気持ちを受け止めてもらえると、子どもは耳が開きますので、もう一度「受容できない」親の気持ちを伝えます


「7時の夕飯の時間に、ゲームしてると、片付けが遅くなって、寝るのも遅くなるから(ママは)困るよ」


「I・メッセージ」を伝えると、子どもが「悪かったな」と思いやすく自分から行動を変えやすくなります


親が自分を殺して自分を偽って子どもを受容すると、子どもが「甘やかされ」て自己中心的な人間になり、長期的には、親が「もう愛せない」と思い、「愛されている実感」を子どもに貯めるのは難しくなります


まず「親だって生身の人間!」と認め、正直な人間として、子どもの前に居れば、いい親子関係になり、子どもに「他者を大切にすること」を教えられると思います


親も「生身の人間」として、でもガミガミと怒りを爆発させずに自分の気持ちを伝えるコミュニケーションを『親業』で学びませんか?


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中高大学生

子どものやる気スイッチをOFFにしていた

この土日は、大学共通テストも終わり
受験シーズン真っ只中ですね
受験生をお持ちの皆様コロナ禍でのサポート
神経を使いますね。ご苦労お察しいたします
そして、お子さまが力を出し切れますよう祈っています

お子さんが受験生でなくても
学年末で、進級が気になる時期ですね
皆さん、無事進級できますように!

ところで、
どうすれば子どもは自分から勉強に取り組むのでしょうか
親にとって永遠?の課題

私の娘が中学の時
「こんな勉強の仕方していたら、ついてけないよ」
「英語はね、教科書の文を隅から隅まで文法的にきっちり理解して、
その上で、暗記していけば90点は取れるよ」
などなど、口を出していた間は、
娘は全くやる気を出しませんでした。

親業には、
子どもが反発したり、子どもの自己肯定感が下がる言い方
が12パターンありますが、
上の言い方はその中の「脅迫」、「提案」
これに限らず、その他のパターンも言いまくっていました

子ども行動にイラっとして、親に影響があるときは
親は気持ちをアイメッセージで伝えると
子どもは悪いなと思いやすく
行動を自分から変えやすいですが

子どもが勉強をしなくて影響を受けるのは親でなく子ども自身
なので、アイメッセージではなく
価値観の対立を解く4つの方法が効果的と知りました

ところが、この4つの方法は
なかなか難しくて私は上手くできなかったです

でも、今までの言い方が逆効果なことは
親業の講座で子ども役になり、言われてみて
身に染みて感じました

なので、12のパターンを言わないことだけは心掛けました
そうしたら、口を出すのを辞めただけで
娘は、娘なりに勉強に取り組み始めました

親が、口を出し続けていたら
子どものエネルギーは、親に反発することに注がれます
自分の事、自分の未来に向き合うエネルギーがなくなってしまいます

親が、子どもの代わりに赤点にショックを受けていたら
子どもは自分がショックを受ける間もなく親対応に追われます
自分のショックは言わないでおこうと思います

親が、子どもの代わりに
「ほら、学校に遅れるよ。起きて!起きて!」って起こしていたら
自分の人生人任せになります

私は、子どものために良かれと思って口を出しているのですが
実は、私が子どものやる気スイッチをオフにしていたんです
子どもが子ども自身の人生と向き合う邪魔をしていたんだ
って気づきました

娘が娘なりに取り組んだ後に
「頑張ったね」と声をかければいいんだ

それから
「何かあったら、いつでも相談にのるよ」
と、見守ればいいんだ

ホント、アベコベ子育てをしていたな…
って思います

リスクのある12の言い方、価値観の対立の効果的な4つの対応方法は「親業」の各種講座で学べます